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検討するためのタスク管理ツール

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本当にこうしたものが必要かどうかは何ともいいがたいところがある。

今日の日経ウーマンオンラインで紹介したツールは、紹介した用途で使っていただいてもいいわけですが、私は実はちょっとずれた使い方をしています。

「検討ツール」として使っています。

考えておかなければいけないことがあります。
たとえば来週の日経ウーマンの記事に何を書くかは、書き出す前には考えておいた方がいい。
このように締め切りがかなりはっきりしているものもあれば、今日、日経ビジネス社にお邪魔する前に、とりあえず考えておいた方がいいこともあります。

けれどもこれは、何を考えておいた方がいいのか、本当に何かを考えておいた方がいいのか、それほど厳密に決まりません。それに「いつまでに考えておけばいいのか」も問題です。私はきっと訪問直前に歩きながら考えをまとめるでしょう。それでも考えておいた方がいいのです。

もっと日時がはっきりしないものもあります。たとえば節約。
私はこの「節約」をそれこそずーっと考えてきていますが、いろんな意味で考えてきていますが、別に締め切りはありません。考えなくていいということすら言えます。

ASANAは私にとって「検討」を非常に支援してくれる機能があって、「タスクにちょっとでも手を加えるとこれを記録しておいてくれる」のです。

●_shogo’s_All_Tasks_-_節約の検討_-_Asana

タスクシュート側は、あくまで実行を支援します。これがあってこそ「検討ツール」が生きてきます。検討してばかりいて実行できないという悩みはつきないからです。

しかしいざ実行する段になって、検討が終わってないということもあります。思考と行動を分けるといいますが、そううまくいかないことも実際多いのです。

分けたつもりでも分かれていない。というのも、たとえばブログなどで、これをこう書くと決めても、書き出すと書きたくなくなるということがあったりするからです。

だから私はツールを分けておきたいのです。いつでも検討は検討に戻ることができるようにです。ASANAで私は検討が終わったらチェックを入れます。行動をしたかどうかをASANAでチェックする必要はないのです。行動はあくまでタスクシュートに任せる。もし行動が必要ならタスクシュートに転記です。

ASANAには行動系が一切ないというわけにはいきません。行動が検討の妨げになることや、検討の締め切りを決めることもあるからです。ただ、ASANAにある行動系「タスク」は、タスクシュートにも必ずあります。たいていはGoogleカレンダーにもあります。

日経ウーマンでサンプルとして原稿の企画案を上げてありますが、私にとってまさにあれが「検討系」というものです。原稿は書きます。書くことを忘れるなんてあり得ません。いつ書くか。それは実は問題ではない。かけるかどうかが問題で、それは検討が十分かどうかで決まってくるのです。そういうものだけがASANAで検討の対象となっています。

Evernoteでいいのでは? と思われるでしょう。私もずっとそうでした。しかしEvernoteでは、いつ検討するかが思い出せなくなります。リマインダーをかけても、リマインダーのかかったタイミングで検討できるとは限りません。だからといって検討が実行直前では、思い出したときには考える時間がないことになります。

そうは言ってもならばASANAでやれば、検討する時間が十分とれるのかというと、今のところそうはいっていません。検討する時間というのは何かを実行している「裏の時間」でやらざるを得なくなっています。これで本当にいいのかは、難しいところです。私は本当は、考える時間を別に設けたいのですが、それはなかなかできません。

「無意識で考えている」とか「寝かせる」といった、明らかでもないものに託すというのは、実はあまり性に合いません。たぶんそうなっている気がするし、そう考えておくより仕方がないとは思っていますが、我ながらひどく浅薄な物言いだという嫌悪感はわずかながら残ります。


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